首の痛み
■症状
- 首を動かすと首や肩甲部～上肢にかけて強い痛みやしびれが生じる。
- 首の後ろ～肩にかけて痛みやコリがある。
- 子供で外傷後や風邪をひいた後、痛みで急に首を動かさなくなったり、首が傾いている。
■主な疾患
- 変形性頸椎症
- 環軸関節回旋位固定
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 頸肩腕症候群
- 頸椎神経根症
肩の痛み
■症状
- ボールを投げる動作時に痛み・違和感がある。
- 肩から腕にかけてのしびれ、肩から肩甲部にかけての痛みがある。
- 肩が挙がらない。挙げようとすると痛む。
- 簡単な動作で肩が外れる感覚がある。
■主な疾患
- 五十肩（肩関節周囲炎）
- 野球肩
- 腱板損傷
- 頸椎神経根症
- 胸郭出口症候群
- 反復性肩関節脱臼
- 上腕骨頸部骨折（骨粗鬆症）
肘の痛み
■症状
- ボールを投げる動作時に痛みがある。テニスのストロークでの痛みがある。
- 肘を伸ばすと外側に曲がっている。肘が完全に伸ばせない。
- 小指付近がしびれる。 手のひら側がしびれる。
■主な疾患
- テニス肘
- 野球肘
- 変形性肘関節症
- 肘部管症候群
手の痛み
■症状
- 指の曲げ伸ばしで痛みや引っかかりがある。
- 手首を曲げたり、親指を動かすと強い痛みを感じる。
- 指の関節が変形して痛みがある。
- 手のきまった部分にしびれがある。
- 手首に力が入らない。
■主な疾患
- 母指CM関節症
- 手根管症候群
- ばね指
- ドケルバン病
- ガングリオン
- 橈骨神経麻痺
- 橈骨遠位端骨折（骨粗鬆症）
背中の痛み
■症状
- 背筋を伸ばしたり、曲げたりする動作で強い痛みがある。
- 朝起きた時や長時間同じ姿勢を取った時に痛みがある。
- 高齢者で、転倒や尻もちをついた後に強い痛みがある。
■主な疾患
- 変形性胸椎症
- 胸椎圧迫骨折（骨粗鬆症）
- 側弯症
腰の痛み
■症状
- 腰～臀部あるいは、すねにかけて痛みやしびれがある。
- 血尿が出たり、安静時でも急に激しい痛みが生じる。
- 靴下を履く動作など前傾姿勢をとれないほどの痛みがある。
- 高齢者で、転倒や尻もちをついた後に強い痛みがある。
■主な疾患
- 腰部脊柱管狭窄症
- 筋膜性腰痛症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎分離症
- 側弯症
- 腰椎圧迫骨折（骨粗鬆症）
- 尿路結石
股関節の痛み
■症状
- 高齢者で、転倒や尻もちをついた後に強い痛みがある。
- あぐらをかく動作あるいは、内股のような動作時や歩行時に痛みや違和感がある。
- 靴下を履く、爪を切るなどの股関節を深く曲げるような動作で違和感がある。
- 子供が風邪をひいた後に足を痛がったり歩かなくなったりする。
■主な疾患
- 変形性股関節症
- 単純性股関節炎
- 股関節唇損傷
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 大腿骨頸部骨折（骨粗鬆症）
膝の痛み
■症状
- 歩行時や、階段の昇降、イスからの立ち上がり時に痛みや不安定感がある。
- 膝を動かすと引っかかり感や、痛みを感じる
- 膝を曲げ伸ばしすると摩擦感（礫音）がある
- 膝が腫れて水が溜まり、痛みや熱感がある
■主な疾患
- 変形性膝関節症
- オスグッド病
- 前十字・側副靱帯損傷
- 結晶性関節炎
- ジャンパー膝
- 鵞足炎
下腿の痛み
■症状
- すね～足に、冷感やしびれ、痛み、色調の変化（暗赤色）がある
- 一定の距離を歩くと痛むが休憩すると回復する。
押し車、自転車では痛みが出にくい。 - 慣れない運動などの後にすねの内側が痛む。
■主な疾患
- シンスプリント
- 疲労骨折
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 閉塞性動脈硬化症
足の痛み
■症状
- 歩くと足の裏に痛みがある。足の内側が腫れて痛む。
- 足の親指が小指のほうに曲がっている。
- 足の裏や指の上にタコ（胼胝）がある。
- 親指の付け根が腫れて強い痛みがある
■主な疾患
- 外反母趾
- 扁平足
- モートン病
- 足底腱膜炎
- アキレス腱炎
- 有痛性外脛骨
- 痛風
骨粗鬆症は放置すると、突然、脊椎の圧迫骨折や大腿骨骨折を生じ寝たきりの原因となる怖い病気です。一度、脊椎圧迫骨折が発生すれば、連鎖的に骨折を生じます。
当院では最先端の骨密度測定器や採血のデータをもとに、「骨折は一度きり！」を合言葉に適切な診断と治療に取り組んでいます。
腫瘍は痛くないからと言って放置してはいけません。「痛くないは悪くない」は間違いです。
それでは、どんな腫瘍があぶないの？
①サイズ 5cm以上
②筋肉内など深いところにある
③急に大きくなる
④MRIで境界不明瞭、内部不均一
■主な疾患
- 脂肪腫
- ガングリオン
- 神経鞘腫
- 腱鞘巨細胞腫
- 脂肪肉腫
- 骨軟骨腫
- 転移性骨腫瘍
放置せず専門家の診察とMRIや造影MRIの検査を受けましょう。
当院は骨軟部腫瘍に精通した数少ないクリニックです。
関節リウマチを放置すると関節の変形が進み、日常生活動作に障害をきたすようになります。コントロールが悪ければ、平均寿命も10年短くなると言われています。
治療で大切な点は、発症初期に関節障害の進行が早いため、早期に診断して病気の進行を極力抑えることです。
■関節リウマチの診断基準 2010
「朝、手が1時間以上こわばる」「関節の腫れが続く」などの症状があればご相談ください。
手の変形
足の変形
